とほくしあれば、足毛には玉ちるまでに、汗あえて吾きてみれば、思はぬにみあへつしろと、めづらしき栗にもあるかも、小林の木ぬれになるは、青刺のまだしきものと、とりとみぬ秋のまだきに、こゝにたふべぬ

あし曳の山裾村に秋きぬと栗子柿子はかね付けにけり

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三十日、夕、きぬ川のほとりをかへるに幼子どものむれあそべるをみてよめる
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青鉾の葱を折り、袋なす水を滿て、うらべには穴をあけ、その穴ゆさばしる水を、おもしろといそばひすもよ、白栲のきぬの川べに、夕さりにつどへる子らが、いそばひすもよ

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三十一日、成田へ行かむと夜印旛沼のほとりを過ぐ
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ぬば玉の夜にしあれば伊丹庭の湖さやに見えねどはろ/″\に見ゆ

竪長の横狹の湖ゆ見出せばおほに棚引き天の川見ゆ

いにはの湖水田稻村めぐれどもまさしに見えず夜のくらければ

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九月一日、滑川より雙生《ふたご》丘をのぞむ
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大船の※[#「楫+戈」、第3水準1−86−21]取の稻田はろ/″\に見放くる丘の雙生しよしも


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