担等、全図書館をもって打って一丸とした体系立ったピラミッドを築くことで、新しい図書館の概念を誕生せしめることである。
更に、図書購入においても、出版の協会との連絡で、いろいろの文庫を設けて、基本図書、青少年婦人等々の購入連絡網を確立しなければならない。
野や、山や、海辺にいる可愛い少年達、青年達の手の中に、好い本をもたせてやりたい。本を一杯彼等の眼前に、あふれるようにつみあげてやりたい。
そして、本に飢えているあのつぶらな瞳をキラキラと輝かせてやりたい。
都会にあふれているこの本を、遙かに遙かに野に山に、美事な抛物線を描いて間断なく投げてやりたい。
私達は、野に山に、この虹のように美しい橋を都会から、田舎へとかけ渡さなくてはならない。そしてその虹の橋は、間断なき流れをもって流されていなければならない。
図書館が一つの網として、「はたらき」の網として、重々無尽の映し合う露々の玉として輝くとき、それははじめて生きてくるのである。
大きく弧を描く、蒼空の虹のように、図書館は深々とその足を野山の中に降ろすことができるのである。
本の交流において、整理のカードの流れにおいて、お互
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