lシリング八ペンス/九・九二/一一一・七三/五八・三五/一八〇
四|磅《ポンド》一〇シリング〇ペンス/二〇/一〇三・四/五六・六/一八〇
四|磅《ポンド》一六シリング〇ペンス/三〇/九五/五五/一八〇
五|磅《ポンド》二シリング一〇ペンス/一〇/三九・九七/八六・六九/五三・三四/一八〇
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そしてもし貨幣で測られるならば。――
[#ここで字下げ終わり]
一クヲタアの価格/地代/利潤/労賃/合計
四|磅《ポンド》〇シリング〇ペンス/無し/四八〇|磅《ポンド》〇シリング〇ペンス/二四〇|磅《ポンド》〇シリング〇ペンス/七二〇|磅《ポンド》〇シリング〇ペンス
四|磅《ポンド》四シリング八ペンス/四二|磅《ポンド》〇シリング〇ペンス/四七三|磅《ポンド》〇シリング〇ペンス/二四七|磅《ポンド》〇シリング〇ペンス/七六二|磅《ポンド》〇シリング〇ペンス
四|磅《ポンド》一〇シリング〇ペンス/九〇|磅《ポンド》〇シリング〇ペンス/四六五|磅《ポンド》〇シリング〇ペンス/二五五|磅《ポンド》〇シリング〇ペンス/八一〇|磅《ポンド》〇シリング〇ペンス
四|磅《ポンド》一六シリング〇ペンス/一四四|磅《ポンド》〇シリング〇ペンス/四五六|磅《ポンド》〇シリング〇ペンス/二六四|磅《ポンド》〇シリング〇ペンス/八六四|磅《ポンド》〇シリング〇ペンス
五|磅《ポンド》二シリング一〇ペンス/二〇五|磅《ポンド》一〇シリング〇ペンス/四四五|磅《ポンド》一四シリング〇ペンス/二七四|磅《ポンド》五シリング〇ペンス/九二五|磅《ポンド》一〇シリング〇ペンス
しかし、利潤の率[#「率」に傍点]はなおより[#「より」に傍点]以上下落するであろうが、けだし農業者の資本は、――想起さるべきであるが――生産物の騰貴の結果すべて価格が騰貴するであろう所の、彼れの穀物や乾草堆、彼れの打穀しない小麦や大麦、彼れの馬や牛の如き粗生生産物から、大部分成っているからである。彼れの絶対利潤は、四八〇|磅《ポンド》から四四五|磅《ポンド》一五シリングに下落するであろう。しかしもし私が今述べた原因によって彼れの資本が三、〇〇〇|磅《ポンド》から三、二〇〇に騰貴するならば、彼れの利潤の率は、穀物が五|磅《ポンド》二シリング一〇ペンスである時には、一四%以下になるであろう。
もし製造業者もまたその業務に三、〇〇〇|磅《ポンド》を使用していたとすれば、彼は、労賃の騰貴の結果、同一の業務を営んで行くことが出来るためには、その資本を増加するを余儀なくされるであろう。もし彼れの貨物が以前には七二〇|磅《ポンド》で売れたとすれば、それは引続き同一の価格で売れるであろうが、しかし以前には二四〇|磅《ポンド》であった労働の労賃は、穀物が五|磅《ポンド》二シリング一〇ペンスの時には二七四|磅《ポンド》五シリングに騰貴するであろう。第一の場合には、彼は、三〇〇〇|磅《ポンド》に対する利潤として四八〇|磅《ポンド》の残額を得るであろうが、第二の場合には、彼は、増加された資本に対し単に四四五|磅《ポンド》一五シリングの利潤を得るに過ぎず、従って彼れの利潤は、農業者の変更された利潤率に一致するであろう。
粗生生産物の騰貴によってその価格が多かれ少かれ影響を蒙らない貨物はほとんどない、けだし土地からのある粗生原料品が大部分の貨物の構成に入り込むからである。綿製品や亜麻布や毛織布は、すべて小麦の騰貴と共に価格において騰貴するであろう。しかしそれらが騰貴したのは、それでそれらの物が作られる粗生原料品により[#「より」に傍点]多くの労働量が投ぜられたためであって、製造業者がこれらの貨物の製造に用いた労働者に対して彼がより[#「より」に傍点]多くを支払ったためではない。
あらゆる場合において、貨物が騰貴するのはそれにより[#「より」に傍点]多くの労働が投ぜられるからであって、それに投ぜられる労働がより[#「より」に傍点]高い価値にあるからではない。宝石や鉄や銀や銅の品物は、地表から得られる粗生生産物が何らその構成に入り込まないから騰貴しないであろう。
(四三)私は貨幣労賃は粗生生産物の価格の騰貴と共に騰貴すべきことを異論のないことと認めているが、しかし、労働者はより[#「より」に傍点]少い享楽物で満足するかもしれないから、これは決して必然的帰結ではない、と言われるかもしれない。なるほど労賃は以前には高い水準にあったが、それは若干の低減に耐えることもあろう。もしそうであるならば利潤の下落は妨げられるであろう。しかし必要品の価格が徐々と騰貴しているのに労賃の貨幣価格は下落しまたは静止している、と考えることは不可能である。従って通常の事情の下においては、労賃の騰貴を惹起さずに、またはそれに先行されずに、必要品の価格が永久的に騰貴することはないということを、異論のないことと認め得よう。
もし、それに労働の労賃が費される所の、食物以外の他の必要品の価格に、騰貴が起ったとすれば、利潤の上に生み出される影響は、同一であるかまたはほとんど同一であったであろう。かかる必要品に対し騰貴せる価格を支払わねばならぬという労働者の必要は、彼をしてより[#「より」に傍点]多くの労賃を要求するを余儀なからしめるであろう。そして労賃を騰貴せしめるものはいかなるものも必然的に利潤を低減する。しかし、労働者が必要としない所の絹や天鵞絨《ビロード》や什器やその他の貨物が、それにより[#「より」に傍点]多くの労働が投ぜられる結果騰貴すると仮定すれば、このことは利潤に影響を及ぼさないであろうか? 確かに及ぼさない。けだし労賃の騰貴以外に何物も利潤に影響を及ぼし得ないが、絹や天鵞絨《ビロード》は労働者によって消費されず、従って労賃を騰貴せしめ得ないからである。
私は利潤に関し一般的に論じているのであることを了解してもらいたい。私は既に、貨物の市場価格は、その貨物に対する新しい需要が要求するよりもより[#「より」に傍点]少い分量において生産されることがあろうから、その自然価格または必要価格を超過することがあろう、と述べた、しかしながら、このことは単に一時的結果に過ぎない。その貨物の生産に用いられる資本に対する高い利潤は当然に資本をその事業に吸引するであろう。そして必要な資金が供給され、かつその貨物の分量が適当に増加されるや否や、その価格は下落し、そしてその事業の利潤は一般水準に一致するであろう。一般利潤率の下落は、特定職業の利潤の部分的騰貴と決して両立し得ないものではない。資本が一職業から他の職業に移転されるのは、利潤の不平等によってである。かくて、一般利潤が、労賃の騰貴と増加しつつある人口に必要品を供給する困難の増加との結果として、下落しつつあり、そして徐々により[#「より」に傍点]低い水準に落着きつつある間は、農業者の利潤は、ある短い時期の間、前の水準以上にあり得よう。外国貿易及び植民地貿易の特定の部門にもまた、ある時期の間、異常の奨励が与えられ得よう。しかしこの事実の認容は決して、利潤は労賃の高低に依存し、労賃は必要品の価格に、そして必要品の価格は主として食物の価格に依存する――けだしすべての他の必要品はほとんど限り無く増加され得ようから――という理論を、無効ならしめるものではない。
価格は常に、市場において変化し、そして第一に、需要と供給との比較的状態によって変動することを、想起せらるべきである。たとえ毛織布が一ヤアルにつき四〇シリングで供給され、かつ資本の日常利潤を与えることが出来るとしても、流行の一般的変化によりまたは突然に予想外にその需要を増加しまたはその供給を減少するある他の原因によって、それは六〇シリングまたは八〇シリングに騰貴するであろう。毛織布の製造者は一時の間異常の利潤を得るであろうが、しかし、資本は当然にその製造業に流入し、ついに供給と需要とは再びその正当な水準にあるようになり、その時には毛織布の価格は再びその自然価格または必要価格たる四〇シリングに下落するであろう。同様にして、穀物に対する需要の増加するごとに、それは農業者に一般利潤よりより[#「より」に傍点]以上を与えるほどに騰貴するであろう。もし豊富な沃土があるならば、必要な資本量がその生産に用いられた後は、穀物の価格は再びその以前の標準に下落し、そして利潤は依然の如くなるであろうが、しかしもし、豊富な沃土がなく、もしこの附加的分量を生産するに普通の分量以上の資本と労働とが必要とされるならば、穀物はその以前の水準にまで下落しないであろう。その自然価値は騰貴するであろう。そして農業者は、永続的により[#「より」に傍点]大なる利潤を取得することなく、必要品の騰貴により齎される労賃の騰貴の不可避的結果たる、減少せる率に満足するの余儀なき立場に立つであろう。
(四四)しからば、利潤の自然的傾向は下落することである。けだし、社会及び富の進歩につれて、必要とされる食物の附加的分量はますますより[#「より」に傍点]多くの労働の犠牲によって得られるからである。利潤のこの傾向、すなわちいわばこの重力は、幸にして、しばしば、必要品の生産と関連せる機械の改良により、並びに吾々をして以前に必要とされた労働の一部分を不要にし得しめ、従って労働者の第一次的必要品の価格を引下げ得せしめる農学上の発見によって、妨げられている。しかしながら、必要品の価格と労働の労賃との騰貴は限られている。けだし労賃が(前に述べた場合における如く)農業者の全受取額たる七二〇|磅《ポンド》に等しくなるや否や、蓄積は終らねばならず、またけだしいかなる資本もかかる時には何らの利潤をも生出し得ず、そして何らの附加的労働も需要され得ず、従って人口はその頂点に到達しているであろうからである。実際この時期の遥か以前に極めて低い利潤率がすべての蓄積を制止しているであろう、そして一国のほとんど全部の生産物は、労働者に支払った後に、土地の所有者及び十分の一税と租税との受取人の財産となるであろう。
かくて、前の極めて不完全な基礎を私の計算の根拠とするならば、次のことがわかるであろう。すなわち穀物が一クヲタアにつき二〇|磅《ポンド》の時には国の全純所得は地主に帰属するであろうが、それはけだしその時には、本来一八〇クヲタアを生産するために必要であったと同一量の労働が三六クヲタアを生産するために必要となるであろう、何となれば、£20:£4::180:36 であるから。しからば一八〇クヲタアを生産する農業者は(もしかかる者がいるといると仮定すれば――というわけは、土地に用いられる旧資本と新資本とは、決して区別され得ないように混合されるであろうから)、
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一八〇クヲタアを一クヲタア二〇|磅《ポンド》で売るであろう、すなわち……三、六〇〇|磅《ポンド》
一四四クヲタアの価値を地代として地主に、これは三六クヲタアと
一八〇クヲタアとの差である……………………………二、八八〇
―――――― ―――――
三六クヲタア 七二〇
三六クヲタアの価値を十名の労働者に、……………………………………七二〇
―――――
[#ここで字下げ終わり]
かくて利潤としては何物も残さないであろう。
[#ここから2字下げ]
私はこの二|磅《ポンド》なる価格において労働者は引続き毎年三クヲタアを消費すると仮定し……六〇|磅《ポンド》
かつ他の貨物に彼らは次を費すと仮定した、…………………………………………………………………一二
―――――――――
各労働者に対し七二
従って十名の労働者は一年につき七二〇|
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