入込むすべての貨物は下落するであろう。彼れの貨幣所得が増加されると同じ時に所得の支出に対してなされるこの貯蓄全額は、かくて彼に二重に有利となり、そして彼をして、啻に彼れの享楽品を増加せしめるのみならず、附加的租税――もしそれが要求されるならば――を負担し得せしめるであろう。同一の考察は農業者及びあらゆる種類の商人にも当てはまる。
 しかし、資本家の所得は増加しないであろうし、地主の地代から控除された一百万は労働への附加的労賃として支払われるであろう! と云われるかもしれない。そうであるとしよう。しかしこのことは議論に何らの相違も起さないであろう。すなわち社会の状態は改善され、そしてそれは以前よりもより[#「より」に傍点]容易に同一の貨幣負担を担い得るであろう。それは単に、社会における他の階級、すなわち遥かに最も重要な階級、の境遇こそが、この新しい分配によって主として利益を受けるところのものである、という更により[#「より」に傍点]望ましいことを、証明するに過ぎないであろう。彼が九百万以上に受取るすべてのものは国の純所得の一部をなし、そしてそれを支出すれば、必ずその収入、その幸福、または
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