的に異る原理によって左右される、と想像している。彼は高い地代の原因たるものは、前者にあってはその生産物の稀少性であるが、しかし同一の結果を生み出すものは、後者にあってはその豊饒性である、と考えているのである。
 この区別はその根拠が十分であるとは、私には思われない。けだし、もし同時にこの特殊貨物に対する需要が増加するならば、その生産物の分量を増加することによって、穀物地の地代と同様に、稀少な葡萄酒を産出する土地の地代も、確かに増加され、そして同様な需要の増加がなければ、穀物の豊富な供給は、穀物地の地代を引上げずしてかえって下落せしめるであろうからである。地質がどうであろうとも、高い地代は生産物の高い価格に依存しなければならない。しかし高い価格が与えられているならば、地代は豊饒性に――稀少性ではなく――比例して高くなければならない。
 吾々は、一貨物の需要される分量以上のものを永久的に生産する必要はない。もし偶然にあるより[#「より」に傍点]大なる分量が生産されるならば、それはその自然価格以下に下落し、従って生産費――その原費には資本の通常利潤を含む――を支払わず、かくて供給は妨げられ、
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