いかなる反対論もなされ得ない。
彼が説いているもう一つの不都合は、租税の前払の結果、この前払に対する利潤もまた消費者に課せられなければならず、そしてこの附加的租税は国庫が何らの利益をも得ない所のものであるということである。
この後の反対論においては私はセイ氏に同意することは出来ない。国家は直ちに一、〇〇〇|磅《ポンド》を徴収せんと欲し、そしてそれを製造業者に賦課したが、彼は十二箇月の間はそれをその完成貨物の消費者に転嫁し得ない、と吾々は仮定しよう。かかる十二箇月の遅延の結果として、彼は啻にこの租税額たる一、〇〇〇|磅《ポンド》のみならず、更におそらく一、〇〇〇|磅《ポンド》――一〇〇|磅《ポンド》は前払された一、〇〇〇|磅《ポンド》に対する利子である――の附加的価格を、その貨物に課せざるを得ない。しかし、消費者の支払う一〇〇|磅《ポンド》というこの附加額に対する代償として、消費者は真実の利益を得るが、けだし政府が直ちに要求しまた結局彼が支払わなければならぬ租税の彼れの支払が、一年間延期されたことになるからである。従って一、〇〇〇|磅《ポンド》を必要とした製造業者にそれを一〇%または
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