はヨオロッパの大部分よりもより[#「より」に傍点]貧しいのである。スペイン及びポルトガルにおいて封建制度が廃止[#「廃止」は底本では「発止」]されているとはいえ、その後を継いだものは遥かにより[#「より」に傍点]良い制度ではなかった。』
スミス博士の議論は思うにこうである。すなわち、金は、穀物で評価される時には、他の国におけるよりもスペインにおいてより[#「より」に傍点]低廉であり、そしてこのことの証明は、穀物を金の代償として他国がスペインに与えるということではなく、毛織布や砂糖や鉄器をこの金属の代償としてそれらの国が与えるということなのである。
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第二十九章 生産者によって支払われる租税
(一三四)セイ氏は、製造貨物に対する租税が、その製造過程の後期よりもむしろ初期に課せられた場合に起る不都合を、大いに誇大視している。貨物がその手を順次に通過する製造業者は、租税を前払しなければならない結果、より[#「より」に傍点]大なる資金を用いねばならず、このことはしばしばその資本と信用が極めて少い製造業者に対し、著しい困難を伴う、と彼は言っている。かかる考察に対しては
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