ない。もし五百万人が一千万人に必要なだけの食物や衣服を生産し得るならば、五百万人に対する食物及び衣服は純収入であろう。この同じ純収入を生産するに七百万人が必要とされるということ、すなわち一千二百万人に足る食物や衣服を生産するに七百万人が用いられるということは、国にとって何らかの利益であろうか? 五百万人の食物や衣服は依然として純収入であろう。より[#「より」に傍点]多数の人を雇傭することは、吾々をして我が陸海軍に一兵を加え得せしめもせず、また租税に一ギニイ余計に納め得しめもしないであろう。
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(註)おそらくこれは余りに強く表現されている、けだし一般に絶対必要生産費以上のものが、労賃の名の下に労働者に割当てられているからである。その場合には、国の純生産物の一部分は労働者によって受領され、かつ彼によって貯蓄または支出され得る。またはそれは彼をして国の防禦に貢献し得しめるであろう。
[#ここで字下げ終わり]
アダム・スミスが最大量の勤労を動かす資本用途をもってよしとしているのは、大なる人口より生ずる何らかの想像上の利益、またはより[#「より」に傍点
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