ことは、明かである。彼れの労賃は、たとえ穀物が一〇〇%だけ騰貴しても、単に五〇%だけ騰貴するに過ぎないであろう。従ってもし他の職業に対する利潤が引続き以前と同一であるならば、より[#「より」に傍点]多くの資本を土地に転向せしめる十分の動機があるであろう。しかしかかる労賃の騰貴はまた、製造業者を促してその資本を製造業から引去って土地に用いるに至らしめるであろう。けだし農業者はその貨物の価格をば一〇〇%だけ増加し、そしてその支払う労賃をば五〇%だけ増加せしめたに過ぎないのに、製造業者もまた労賃を五〇%だけ引上げざるを得ず、他方彼は生産費の増加に対し、その製造貨物の騰貴の形で何らの補償も受けず、従って資本は製造業から農業へ流入し、ついに供給が再び、穀価を一ブッシェルにつき八シリングに、労賃を一週につき一六シリングに下落せしめるであろうが、その時には製造業者は農業者と同一の利潤を得、そして資本の流れはいずれの方向へも向わなくなるであろう。これが事実上、穀物の耕作が常に拡張せられかつ市場の増加せる欲望が供給せられる仕方である。労働の維持のための基金は増加し、労賃は騰貴する。労働者の安楽な境遇は彼
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