種々なる貨物の価値を左右するものは、『絶えず生産費と生産されたものの価値とを比較することに従事している所の、』(四、を見よ)生産者の競争である。かくてもし私が一塊のパンに対して一シリングを、一ギニイに対して二一シリングを与えても、それは、これが私の評価におけるこれらのものの効用の比較的尺度である、ということを証明するものではない。
第四においてセイ氏は、私が価値に関して主張した学説をほとんど何らの変更もなく主張している。彼はそのいわゆる生産的勤労の中に、土地、資本、及び労働によって与えられた勤労を包含せしめているが、私のそれの中には、私は単に資本及び労働のみを包含せしめ、土地は全然除外している。吾々の差異は、地代に関する吾々の見解の異る所から起るのである。私は常に地代は部分的独占の結果であり、決して真実に価格を左右せず、むしろその結果であると考えている。たとえすべての地主が地代を抛棄しても、私は、土地において生産される貨物は低廉にはならないであろうという意見である、けだし、剰余生産物が資本の利潤を支払うに足るに過ぎないために、それに対し何らの地代も支払われずまたは支払われ得ない所の、
前へ
次へ
全691ページ中461ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
リカードウ デイヴィッド の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング