ナある。
肥沃な土地は豊富であるが、しかし、住民の無智、怠惰、及び野蛮のために彼らが欠乏及び饑饉のあらゆる害悪に曝されており、かつ人口が生活資料を圧迫しているといわれている所の国においては、粗生生産物の供給率が逓減するために過剰人口のあらゆる害悪が経験されている旧開国において必要なそれとは、極めて異る救治策が用いられなければならない。一方の場合においては、悪政、財産の不安固、及び人民のあらゆる階級における教育の欠乏から、害悪が発生するのである。より[#「より」に傍点]幸福にされんがためには、人口増加以上の資本の増加が不可避な結果であろうから、人民はただ、より[#「より」に傍点]良く統治されかつ教育される必要があるのみである。いかなる人口増加も多過ぎることは有り得ないが、それは生産力が更により[#「より」に傍点]大であるからである。他方の場合においては、人口はその支持に必要とされる基金よりもより[#「より」に傍点]速かに増加する。あらゆる勤労の努力も、人口増加率の減少を伴わぬ限り、生産が人口と歩調を共にし得ないから害悪を増加するであろう。
人口が生活資料を圧迫している時には、唯一の救
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