1−3−29]横浜埋立事件起るや、彼れは以為らく是れ乗ず可きの機なりと、此に於て乎、一方に於ては其機関『日々新聞』をして星氏の攻撃を為さしめ、一方に於ては窃に土佐派を指嗾して星除名論を唱へしめたり※[#白ゴマ、1−3−29]
彼れが横浜埋立事件を以て星氏を征伐せむとしたるは、猶ほ共和演説事件を以て尾崎氏を攻撃したる戦略《タクチツク》に同じ※[#白ゴマ、1−3−29]其妙は構陥に巧みなるに在り※[#白ゴマ、1−3−29]而も正々堂々たる勝敗は、決して斯くの如き戦略に依て定まることなきを奈何せむ。
(五)星征伐の失敗
自由党にして若し果して党紀を振粛するが為に星氏を除名するの必要あらむか、何ぞ比較的信用ある末松、江原等の君子人をして之れを提議せしめざる※[#白ゴマ、1−3−29]然るに党紀振粛、星除名論を唱ふるものは、反つて社会に信用なき人士に多くして、末松、江原等の君子人は、党紀振粛の代りに、党の平和を主張したるは何ぞや※[#白ゴマ、1−3−29]是れ他なし、党紀振粛は真の党紀振粛に非ず、星除名論は亦唯だ嫉妬的感情の発現に外ならざればなり。
有体にいへば末松、江原等
前へ
次へ
全350ページ中333ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
鳥谷部 春汀 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング