纖巧輕※[#「にんべん+鐶のつくり」、18−上−6]の處なく[#「毫も名古屋人の特色たる纖巧輕※[#「にんべん+鐶のつくり」、18−上−6]の處なく」に白丸傍点]、極めて硬固にして冷靜の頭腦を具へ[#「極めて硬固にして冷靜の頭腦を具へ」に白丸傍点]、決斷に長じ抵抗に強く[#「決斷に長じ抵抗に強く」に白丸傍点]、言笑亦甚だ不愛嬌なれども[#「言笑亦甚だ不愛嬌なれども」に白丸傍点]、常識豐富にして[#「常識豐富にして」に白丸傍点]、其の思想は頗る健全なり[#「其の思想は頗る健全なり」に白丸傍点]。彼を知るものは彼れを稱して英國紳士の典型を得たるものなりといへり。故に彼れの新内閣に在るは、確かに中外に對する重鎭たらむ。余は伊藤侯が彼れを入閣せしめたるを以て内閣組織上の一大成功と爲す[#「余は伊藤侯が彼れを入閣せしめたるを以て内閣組織上の一大成功と爲す」に白丸傍点]。
第四次伊藤内閣は、斯の如くにして組織せられたり。其從來の内閣に比すれば、形式に於ても實質に於ても共に進歩したるものたるは疑ふ可からず。一人の元老を加へずして[#「一人の元老を加へずして」に白丸傍点]、悉く後俊を以て組織したるは
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