人心に投ずるものありと雖も[#「頗る一時の人心に投ずるものありと雖も」に白丸傍点]、其の團體の大幹部は[#「其の團體の大幹部は」に白丸傍点]、最も腐敗を極めたる舊自由黨たるを見るに於て[#「最も腐敗を極めたる舊自由黨たるを見るに於て」に白丸傍点]、其の果して能く伊藤侯の理想を實行するを得可きや否やは[#「其の果して能く伊藤侯の理想を實行するを得可きや否やは」に白丸傍点]、暫らく政治的設題として之れを後日の解答者に待たむのみ[#「暫らく政治的設題として之れを後日の解答者に待たむのみ」に白丸傍点]。(三十三年十月)

     第四次の伊藤内閣

      (上)伊藤侯と憲政
 幸運なる伊藤侯は、政治上最も多望なる時代に於て第四次内閣を組織せり。顧ふに侯の出づるや[#「顧ふに侯の出づるや」に白丸傍点]、常に時代に歡迎せらる[#「常に時代に歡迎せらる」に白丸傍点]。而も其の末路は[#「而も其の末路は」に白丸傍点]、常に失敗に終る[#「常に失敗に終る」に白丸傍点]。知らず、第四次内閣の進行は如何。是れ實に、政治家たる伊藤侯の死活問題なり。若し能く國民の冀望を滿足せしむるの施設あらむか[#「若
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