の得策なるに如かずといふに在り」に傍点]。此の論亦久しからずして世界の公論と爲れり[#「此の論亦久しからずして世界の公論と爲れり」に白丸傍点]。後ち公は自ら清韓兩國に遊び、親しく兩國の大官名士と會見し、共に力を大局の支持に致さむことを約して歸り、爾來公の意見は、大抵我當局者の施設と其の歸著を同うし、小村壽太郎氏の外務大臣たるに及で、日英同盟の締結と爲り、滿洲撤兵の談判と爲り、今や時局も遠からずして將に解決せられむとするの時機に際會するを得たり。是れ豈公が初めて清國保全の大旨義を唱道して國論を統一したるの功に由らずと謂はむや[#「是れ豈公が初めて清國保全の大旨義を唱道して國論を統一したるの功に由らずと謂はむや」に白丸傍点]。
伊藤侯との關係
公は内治外交の政策に付ては、終始多く伊藤侯と衝突して、多く大隈伯と接近するの傾向を有したりき。然れども其の個人的位地よりいへば[#「然れども其の個人的位地よりいへば」に白丸傍点]、公は最も早く伊藤侯に接近したる人にて[#「公は最も早く伊藤侯に接近したる人にて」に白丸傍点]、大隈伯とは[#「大隈伯とは」に白丸傍点]、松隈内閣組織の頃[#
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