覊粗放の人物と認むるものなきに非ず、然れども彼れは本來謹愼にして責任を重むずること人に過ぐ[#「然れども彼れは本來謹愼にして責任を重むずること人に過ぐ」に白丸傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]其謹愼なる點に於て[#「其謹愼なる點に於て」に白丸傍点]、彼は酷だ故三條公に類するものあり[#「彼は酷だ故三條公に類するものあり」に白丸傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]唯だ三條公の女性的氣象なるに反して[#「唯だ三條公の女性的氣象なるに反して」に白丸傍点]、彼は男性的氣象を以て其謹愼の天分を包めるを異りとするのみ[#「彼は男性的氣象を以て其謹愼の天分を包めるを異りとするのみ」に白丸傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]則ち彼は三條岩倉二公を調和したる資質を具へ[#「則ち彼は三條岩倉二公を調和したる資質を具へ」に二重丸傍点]、徳量は三條公の體を得て[#「徳量は三條公の體を得て」に二重丸傍点]、沈勇は岩倉公の血を受けたり[#「沈勇は岩倉公の血を受けたり」に二重丸傍点]。
主義の人
彼れ前年獨逸大學に在るや、其卒業論文として責任内閣論を草し、以て名譽ある學位を受けたり※[#白ゴマ、1−3−
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