ては[#「時々暗黒の處に差し掛つては」に白三角傍点]、再び前途の光明を認めてヤツト安心することがあると[#「再び前途の光明を認めてヤツト安心することがあると」に白三角傍点]。なるほど考へて見ればさうかも知れない。
▲君がジスレリーを氣取て居るといふのは有名な話であるが、近頃は君をチヤムバーレーンに較べるものがあるやうだ。チヤムバーレーンはバーミンガムの市長と爲つたこともあるから、此の點だけが似て居るやうだが、人格は全く反對で[#「人格は全く反對で」に白丸傍点]、少しも似て居る處がない[#「少しも似て居る處がない」に白丸傍点]。
▲チヤムバーレーンは理想家[#「理想家」に丸傍点]でなくて、實行家[#「實行家」に丸傍点]である。但し何んな政治家でも、苟も政治家であつてみれば、何かの理想を持つて居らぬものはないのである。チヤムバーレーンにも、赤いとか白いとかいふ理想あるに違ひない。しかし彼れは自己の理想よりも更に政治家に大切なものがあるといふことを心得て居る[#「しかし彼れは自己の理想よりも更に政治家に大切なものがあるといふことを心得て居る」に白丸傍点]。即ち時代の精神である[#「即ち時
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