識を以て測る可からざるものある所以なり。
※[#始め二重括弧、1−2−54]二十四※[#終わり二重括弧、1−2−55]
山縣相公閣下、閣下が星亨氏を利用して自由黨を操縱したるは、即ち可なり、さりながら此れと同時に、閣下は絶えず彼れの爲に詛はれつゝあるを自覺せざる可からず、彼は如何なる沒義道の策略をも實行して閣下の内閣に自由黨を盲從せしめたり、閣下或は之れを徳とするも亦可なり、さりながら此れと同時に[#「さりながら此れと同時に」に傍点]、閣下は彼れが無報償にして一事をも爲さざる三百代言的氣質あることをも認識せざる可からず[#「閣下は彼れが無報償にして一事をも爲さざる三百代言的氣質あることをも認識せざる可からず」に傍点]、顧ふに閣下は彼れが曾て急激なる自由主義の論者として慓悍猛戻なる言動ありしを記憶し以て其の今日に於て反つて閣下等の主張せる國家萬能主義を迎合するの態度を意外とするならむ、怪むなかれ是れ彼れに在ては實に尋常の事のみ彼れは理想を有し主義を尊重するの政治家に非ずして、唯だ獸力最も逞ましき野心家の雄のみ、彼れ往々大言壯語群小を驚かすものありと雖も、其の胸中には濟國安
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