[#「而も其の外援すら今や漸く去らむとするを見るに於て」に傍点]、閣下の内閣は正さしく存在の資力を失ひたるものと斷言せざる可からず[#「閣下の内閣は正さしく存在の資力を失ひたるものと斷言せざる可からず」に傍点]、大石正巳氏が第十四議會に於て、閣下の内閣を評して借馬内閣といひたるも、亦實に此の意に外ならざるのみ。
さりながら閣下願くは我輩の説を誤解する勿れ、我輩は決して立憲國の内閣を以て或る勢力の援助なくして存在するものなりとは信ずるものに非ず、或る勢力とは議會に絶對的多數を占むるの政黨即ち是れなり、而して斯くの如き大政黨の援助は、固より立憲國の内閣に必要なるを疑はずと雖も、閣下の内閣は唯だ一時の利害に依りて政府を辯護する聯合黨を有するに過ぎずして[#「閣下の内閣は唯だ一時の利害に依りて政府を辯護する聯合黨を有するに過ぎずして」に白丸傍点]、主義政見に依りて統一せる一大政府黨を有せざるを奈何せむや[#「主義政見に依りて統一せる一大政府黨を有せざるを奈何せむや」に白丸傍点]、人あり閣下に向て閣下は眞の政府黨を有するやと問はゞ、閣下は必らず然りと答ふるの勇氣なかる可し、是れ事實に於て眞の政
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