ゴマ、1−3−29]侯が明治十四年來藩閥控制の術數を用ゐたるも[#「侯が明治十四年來藩閥控制の術數を用ゐたるも」に白丸傍点]、世間啻に其然るを知らざるのみならず[#「世間啻に其然るを知らざるのみならず」に白丸傍点]、藩閥自身も亦然るを知らずして獨り其術中に陷りて怪まず[#「藩閥自身も亦然るを知らずして獨り其術中に陷りて怪まず」に白丸傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]侯が自由黨と提携したるに及でも[#「侯が自由黨と提携したるに及でも」に白丸傍点]、明かに政黨内閣を主張せずして而も次第に今日の時局を導くの動機を啓きたり[#「明かに政黨内閣を主張せずして而も次第に今日の時局を導くの動機を啓きたり」に白丸傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]侯は曾て其持説を確言したることなきも[#「侯は曾て其持説を確言したることなきも」に白丸傍点]、其實際に施設したる例少なからず[#「其實際に施設したる例少なからず」に白丸傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]侯も亦一代の政治家なるかな[#「侯も亦一代の政治家なるかな」に白丸傍点]。(三十一年九月)

     伊藤侯は黨首の器なるや

 伊藤侯が頃ろ政黨改造の意見を
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