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山縣相公閣下、閣下頃ろ某貴族院議員に對して、余は政治上如何なる困難に遭遇するも、決して自ら骸骨を乞ふが如きの擧には出でず、既に第十四議會も幸ひに無事の通過を得たれば、余は來る第十五期及第十六期の議會までも此の内閣を持續して、百般の政務に改善を加ふる心算なりと語れるを傳ふるものあり、是れ之れを傳ふるものゝ妄に非ずむば、恐らくは閣下の心事を誤解するものゝ臆測ならむ。
事實を直言するに[#「事實を直言するに」に傍点]、閣下の内閣は[#「閣下の内閣は」に傍点]、過去一年有半の間に於て[#「過去一年有半の間に於て」に傍点]、啻に政務に付て何の改善したるものなきのみならず[#「啻に政務に付て何の改善したるものなきのみならず」に傍点]、反つて其失政の大なる[#「反つて其失政の大なる」に傍点]、議會開設以後の内閣中[#「議會開設以後の内閣中」に傍点]、最も顯著なるものなり[#「最も顯著なるものなり」に傍点]、議會若し健全にして良心に富み[#「議會若し健全にして良心に富み」に傍点]、眞に國民の利害を代表するの行動あらば[#「眞に國民の利害を代表するの行動あらば」に傍点]、必らず一日も閣下
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