英姿なく」に傍点]、聰敏濶達[#「聰敏濶達」に傍点]、才情圓熟なる伊藤侯の風神なく[#「才情圓熟なる伊藤侯の風神なく」に傍点]、其の清※[#「やまいだれ+瞿」、第3水準1−88−62]孤峭にして[#「其の清※[#「やまいだれ+瞿」、第3水準1−88−62]孤峭にして」に傍点]、儀容の端※[#「殼/心」、43−上−8]なる[#「儀容の端※[#「殼/心」、43−上−8]なる」に傍点]、其の辯論の直截明晰にして而も謹嚴なる[#「其の辯論の直截明晰にして而も謹嚴なる」に傍点]、自ら是れ義人若くは愛國者の典型なり[#「自ら是れ義人若くは愛國者の典型なり」に傍点]。土佐人士には二種の系統あり、一は冷腦にして利害に敏なる策士肌の系統にして、故後藤伯之れを代表し、大石正巳林有造等の人格は之れに屬せり。一は温情にして理想に富める君子肌の系統にして、板垣伯之れを代表し、故馬場辰猪植木枝盛等の人格之れに屬せり。谷干城子の如きも、孰れかといへば寧ろ後者に近かく、唯だ其の板垣伯と異る所は、主義のみ、信條のみ、有體に評すれば[#「有體に評すれば」に白丸傍点]、谷子は保守主義の板垣伯にして[#「谷子は保守主義の板垣
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