の性格を一變し[#「新生命を外交機關に賦して外務省の性格を一變し」に白丸傍点]、後の當局者をして其の率由する所以の大本を知らしむるに於て[#「後の當局者をして其の率由する所以の大本を知らしむるに於て」に白丸傍点]、晩年の心血を傾倒したりと謂ふべく[#「晩年の心血を傾倒したりと謂ふべく」に白丸傍点]、即ち今に於て伯の銅像の外務省構内に建設せらるゝを見るは[#「即ち今に於て伯の銅像の外務省構内に建設せらるゝを見るは」に白丸傍点]、事と人と處と三者均しく宜しきを得て[#「事と人と處と三者均しく宜しきを得て」に白丸傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]長へに霞ヶ關の紀念たるを失はざるべし[#「長へに霞ヶ關の紀念たるを失はざるべし」に白丸傍点]。
 然れども陸奧伯は外務省の陸奧伯に非ずして、日本の陸奧伯なり。大隈伯は早稻田大學の大隈伯に非ずして、日本の大隈伯なり。特に大隈伯の如きは、啻に日本の大隈伯たるのみならず、其の名聲は漸次世界的音色を帶び來らむとせり。顧ふに陸奧伯を以て大隈伯に比すれば、其の人格に於て大小の品異なるあり、其の頭腦に於て廣狹の質同じからざるありと雖も、共に藩閥以外の出身者にして、
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