の非難攻撃する官僚政治なるものは、固より多少の弊害なきに非ざるべし。其の動もすれば行政機關を過大に擴張して國費の膨脹を顧みざる傾向ある如きは其の一なり。然れども行政機關の擴張は、國際競爭より來れる必然の結果にして、到底之れを避けむとして避くべからず。唯だ一方に於て行政機關を必要の程度に擴張すると同時に[#「唯だ一方に於て行政機關を必要の程度に擴張すると同時に」に白丸傍点]、一方に於て成るべく國費を有効に使用し[#「一方に於て成るべく國費を有効に使用し」に白丸傍点]、以て濫費の弊なからしむるは[#「以て濫費の弊なからしむるは」に白丸傍点]、是れ精確なる科學的智識と行政的手腕に俟つべし[#「是れ精確なる科學的智識と行政的手腕に俟つべし」に白丸傍点]。無責任なる放言の能く爲す所にはあらず[#「無責任なる放言の能く爲す所にはあらず」に白丸傍点]。故に進歩黨にして改革の意あらば、總理の廢立よりも其の政策の上に一生面を開くの擧あるを急務とせむ。
然れども大隈伯は漸く老ひたり。其の黨務に堪ゆるの健康は今後久しきに保つ可からず、若し伯にして進歩黨の永久なる繁榮を望むに於ては、一日も早く適當なる相續者
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