ものは[#「彼等の智辯能力なるものは」に白丸傍点]、要するに選擧區民の歡心を得るの術なるのみ[#「要するに選擧區民の歡心を得るの術なるのみ」に白丸傍点]。其の黨勢の振はざるは亦當然のみ[#「其の黨勢の振はざるは亦當然のみ」に白丸傍点]。之れに反して、政友會は智辯能力の士に富まざるに拘らず、其の主義綱領は進歩黨の其れの如くに固定せず、時としては進歩黨と均しく消極的に陷ることあるも、指導其の宜しきを得ば、必らずしも消極的政策に同意せしめ難きに非ず。其の淡泊にして與みし易き所以は、却つて其の善導し易き所以たるを見るべく、彼等が比較上政權に接近するの便宜あるは此れが爲めなり。
 されば進歩黨にして黨勢を發展せしめむとせば[#「されば進歩黨にして黨勢を發展せしめむとせば」に白丸傍点]、先づ其の主義綱領をして時勢と適合するものたらしめざる可からず[#「先づ其の主義綱領をして時勢と適合するものたらしめざる可からず」に白丸傍点]。即ち從來の消極的政策を棄てゝ[#「即ち從來の消極的政策を棄てゝ」に白丸傍点]、斷然積極的政策を執らざる可からず[#「斷然積極的政策を執らざる可からず」に白丸傍点]。顧ふに彼等
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