−3−29]侯の藩閥を好まざるは[#「侯の藩閥を好まざるは」に二重丸傍点]、猶ほ大隈板垣兩伯の藩閥を好まざるが如し[#「猶ほ大隈板垣兩伯の藩閥を好まざるが如し」に二重丸傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]唯だ兩伯は藩閥を好まざると共に[#「唯だ兩伯は藩閥を好まざると共に」に二重丸傍点]、餘りに政黨を好み[#「餘りに政黨を好み」に二重丸傍点]、侯は政黨にも亦甚だ冷淡なるを異とするのみ[#「侯は政黨にも亦甚だ冷淡なるを異とするのみ」に二重丸傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]顧ふに、侯が三十年間に於ける政治的傳記は、侯が如何なる塲合にも善く自家の據る可き勢力を發見して、善く之れを利用したるの事實を説明すと雖も、此れと共に其思想の藩閥と相容れずして[#「此れと共に其思想の藩閥と相容れずして」に白丸傍点]、動もすれば之れが爲めに苦められたるの事實も[#「動もすれば之れが爲めに苦められたるの事實も」に白丸傍点]、亦其傳記中に認識するを得可し[#「亦其傳記中に認識するを得可し」に白丸傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]故に侯は外に對して藩閥を利用しつゝある間に[#「故に侯は外に對して藩閥を利用しつゝある
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