は演劇によつて楽しませるものでなければなりません。演劇独自の「方法」をこの時代に探し求めることは容易な業ではないのです。
 とは言へ、私は、自分も含めて、誰をも弁護するつもりはありません。一つの結果は結果に違ひないからです。
 第一回の試演に不満を感じられ、または興味をもたれた諸君は、今度の試演の結果についても、更に忌憚のない批評をして下さることを希望します。



底本:「岸田國士全集24」岩波書店
   1991(平成3)年3月8日発行
初出:「文学座第2回試演 パンフレット」
   1938(昭和13)年6月6日発行
入力:tatsuki
校正:門田裕志、小林繁雄
2005年3月16日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
前へ 終わり
全2ページ中2ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
岸田 国士 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング