○
アカデミスムの樹立が進歩的であつたりする矛盾を嗤ふにも嗤へないのである。
○
池谷賞の詮衡を終つた。各文学賞が特定のジヤンル、又は、限界によつて、いつそう受賞者の風貌を鮮明に浮きあがらせることが、将来に残された問題だと思ふ。
今は、少くとも、そんなことをしてゐる暇はないといふ時代か。
○
膝づめ談判で、作文競争のやうなこともさせられた編輯当番の寝言以上の如し。
底本:「岸田國士全集23」岩波書店
1990(平成2)年12月7日発行
底本の親本:「文学界 第四巻第二号」
1937(昭和12)年2月1日発行
初出:「文学界 第四巻第二号」
1937(昭和12)年2月1日発行
入力:tatsuki
校正:門田裕志
2009年11月12日作成
青空文庫作成ファイル:
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