劇は、従来、あまりに重要視されてゐた劇的因襲から脱却して、永遠に生命ある劇的伝統の探究に立脚すべきである。
 今日の舞台、今日の俳優、今日の観客よ、そして最後に、それらの忠実な相手たる作家よ、ここでお別れをしよう。



底本:「岸田國士全集20」岩波書店
   1990(平成2)年3月8日発行
底本の親本:「現代演劇論」白水社
   1936(昭和11)年11月20日発行
初出:「女性 第九巻第六号」
   1926(大正15)年6月1日発行
入力:tatsuki
校正:門田裕志、小林繁雄
2006年2月18日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
前へ 終わり
全5ページ中5ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
岸田 国士 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング