一段の飛躍が期待せられるのではないかと思ふ。
それがためには、指導者の側において、是非とも「たしなみ」といふ言葉のもつ日本的な「美しさ」を活かした指導法を研究してほしい。この含蓄ある、鋭い、しかも極めて綜合性に富んだ言葉の内容は、いふまでもなく「苦しみ」と「好み」との渾一融合であつて「道にいそしむことによつて覚悟をつくる」日本人独得の直観力を示したものである。
底本:「岸田國士全集26」岩波書店
1991(平成3)年10月8日発行
底本の親本:「朝日新聞」
1942(昭和17)年12月20日
初出:「朝日新聞」
1942(昭和17)年12月20日
入力:tatsuki
校正:門田裕志
2010年3月1日作成
青空文庫作成ファイル:
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