轤ナある。
ワルゲンティン氏は、同じ書物に発表されている他の論文の中で、再び、スウェーデンにおいては、生産物の最も豊かな年はまた子供が最も多く生まれる年である、と述べている1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]。
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1)[#「1)」は縦中横] Id. p. 31.
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もし他の国でも正確な観察が行われるならば、たとえ程度は同じでなくとも同じ性質の差異が現れるべきことは、ほとんど間違いがない1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]。スウェーデンについて云えば、この差異は、その人口が極めて有力な増加の傾向を有ち、そしてそれは、啻《ただ》に生活資料の平均的増加が少しでもあれば常にこれに間髪を容れずに追随せんとしているばかりでなく、更に一時的な偶発的な食物増加があるごとに直ちに増進を始め、かくの如くしてそれは絶えず平均的増加を超過しつつあり、そして激烈な窮乏の週期的襲来とそれから生ずる疾病によって抑圧されるものなることを、明かに立証するのである。
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1)[#「1)」は縦中横] この事実は、英蘭《イングランド》に関し、最近発
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