ホならない。五人の子供の中《うち》、十年を経て一人死ぬというのは異常な低率であり、また十年の後には、長子はその親のもとを離れはじめるものと考え得よう。従ってもし各結婚がその存続期間中に正確に五人を産むと仮定しても、その成員の充実し切った家族もわずかに四人の子供しかもたず、そしてそこまで行っていない家族の大部分は、三人以下しかもたないであろう1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]。従って私は、家族の中で両親の一方が死んだと考え得るものの数を斟酌した上で、この場合一家族当り四人半という数になるかどうかには、大きな疑問をもつものである。前述のデュウシル教区2)[#「2)」は縦中横、行右小書き]においては、一結婚当り子供の数は七人、一家族当りの人数はわずか五人、とある(訳註)。
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1)[#「1)」は縦中横] 平均して、同一家族内の子供の年齢の差は、約二歳と計算されている。
2)[#「2)」は縦中横] Vol. iv. p. 308.
〔訳註〕第二版ではこの次に一パラグラフがあったが、これは第三版に至って削除された。それは次の如くである、――
『私がこの事情に着目したのは、結婚は一般に、通常想像されているよりも多産的であるということを証明するために、提出された証拠に対し、かかる調査の結果からおそらく提出されると思われる反対論を、避けんがためである。一結婚当りの子供の平均数を六人、七人、及び七人半だとする蘇格蘭《スコットランド》の多くの教区の報告は、この仮定を極めて力強く確証する傾向がある。そしてこの同じ教区において、年出生の年結婚に対する比率は滅多に三・五、四、または四・五対一以上ではないのであるから、それは同時に結婚の出産性をこのようにして測定する方法の誤りを証明するものである。筆者がこの方法を採用した教区においては、彼らは一般に、当然予期される如くに、三人、三人半、四人、四人半をもって、一結婚当りの子供の平均数としているのである。』
[#ここで字下げ終わり]
蘇格蘭《スコットランド》の貧民は一般に、教区牧師の監督の下に分配される義捐金《ぎえんきん》によって養われている。そして全体として、この義捐金は非常によく管理されているように思われる。しかし救済を受ける請求権はなく1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]、またその募集法からして支給は必然的に不
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