ではおそらく絶えず現われている比率たる、人口の二〇分の一を占めるものと仮定し、また二〇歳以下の死亡をもって三分の一と認める――ショオト博士によれば、ある地方ではこの死亡はわずかに五分の一または四分の一に過ぎないのであるから2)[#「2)」は縦中横、行右小書き]、三分の一というのはほどよい仮定であるが――ならば、またもし、すべてのものが、決して早過ぎはしない二〇歳という年齢で結婚するとすれば、この場合人口の三〇分の一が年々結婚することとなろう。換言すれば、現在の如くに一二三人につき一結婚ではなく、六人につき一年結婚があることになろう。従って、我国では自然の増殖力の半ば以上は発揮させられていない、と立派に云えるのである。しかも吾々が、…………
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『1)[#「1)」は縦中横] プロシアでは疫病《ペスト》流行後に、第一の異常の年を除去すれば、五年間の平均で、出生の総人口に対する比率は一対一八以上であった。(Table iv. page 253.)ニュウ・ジャアシイでは、プライス博士によれば(Observ. on Revers. Paym. vol. i. p. 283.)それは一対一八であり、また奥地の植民地ではおそらく一対一五であった。
『2)[#「2)」は縦中横] New Observ. on Bills of Mortality, p. 59.』
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従って第三版以後では、数字による例解が省略された上で、二つのパラグラフが一つにまとめられたのである。
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従って独身者や晩婚者は、かかる行動によって現実の人口を多少でも減少せしめるものではなく、単に、しからざれば過度となるべき幼少死亡率を低減するだけのことであり、従ってかかる見地からすれば、何らのひどい非難や処罰に価するものではないと思われるのである。
出生及び死亡の報告には脱漏があると想像されているが、これには十分の根拠がある。従ってそれが総人口に対してとる比率を幾分でも正確に見積ることは困難であろう。
もし英蘭《イングランド》及びウェイルズの現在人口を、一八〇〇年をもって終る五箇年間の平均死亡数で除すならば、死亡率はわずかに四九分の一ということになるであろう1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]
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