て異る問題である。それはおそらく人口を食物の限界により[#「より」に傍点]緊密に圧迫し続けるであろうが、しかしこれがもたらすどうにもならぬ極貧は、決して勤労に対し好都合なものではない。そして病気を醸成する多くの原因があるように思われる気候においては、この困窮の状態がこれらの地方のあるものに見られる異常の死亡を有力に助勢していないと考えることは困難である。
 ブルウスによれば、スエズからバブエルマンデルに至る紅梅の沿岸全体は極度に不健康で、殊に南北囘帰線間は甚だしい。この地方でネダドと呼ばれている猛烈な熱病は致命的な疾病の中で主たるものであり、そして一般に三日目に死亡する1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]。異国人はこの地方に到着しすぐ見受ける高い死亡を見ただけで、恐怖にとらわれるのである。
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 1)[#「1)」は縦中横] Id. vol. iii. p. 33.
[#ここで字下げ終わり]
 ジッダ及び紅梅の東海岸に接するアラビアのあらゆる地方は、同様に極めて不健康である1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]。
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 1)[#「1)」は縦中横]
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