#「1)」は縦中横] Id. vol. i. c. xi. p. 280.
[#ここで字下げ終わり]
ブルウスによれば、あらゆる種類の食料は極めて低廉であり、人間の常食たる土地の果実が自生であるところの、アラビア・フェリックスにおいては、多数の妻を有ってもその費用は同数の奴隷または使用人を有つ費用と同じだけのことである。彼らの食物は同じであり、彼ら全部に共通な青い木綿のシャツは、誰のでも値段は同じくらいである。その結果として、彼によれば、女子の独身は抑止され、そして人口は、一夫多妻によって、一夫一婦の四倍の比率で増加する1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]。しかもなおこの四倍の増加にもかかわらず、アラビアのいかなる地方も真に極めて人口稠密であるとは思われないのである。
[#ここから2字下げ]
1)[#「1)」は縦中横] Id. vol. i. c. xi. p. 281.
[#ここで字下げ終わり]
一夫多妻の結果として、既婚女子の数が増加し、独身が抑止されるということは、議論の余地のないところである。しかしこれがどれだけ現実の人口を増加する傾向があるかということは、これとは極め
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