ソ値の変動によるそれとの相違
(一一三)穀物等に対する租税によって賄われた基金より支払われる所の製造業に対する奨励金の影響――第一の場合の反対
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第二十四章 土地の地代に関するアダム・スミスの学説
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(一一四)穀物を生産している土地は常に地代を産出しなければならぬというアダム・スミスの見解を批判し否定す
(一一五)これと反対に穀物を生産している土地の地代はスミスが鉱山地代が決定されるとなしている仕方で決定されることが主張されている、もっとも双方の場合においてリカアドウは、価格は用いられている最も肥沃ならざる資源よりの生産によって左右されるという事実に注意を惹いているが
(一一六)従って地主の利益は、スミスの見解とは反対に、土地の生産力の増加によって害され得よう
(一一七)地主の利益は常に消費者のそれと対立す。スミスは低い貨幣価値と高い穀物価値とを弁別していない
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第二十五章 植民地貿易について
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(一一八)アダム・スミスのなしたる如くに自由貿易の不変的利益を主張するのは正しい
(一一九)しかし植民地に課せられた禁止は母国を大いに利するであろう
(一二〇)相互に貿易しているある二国の貿易に課せられた禁止というより[#「より」に傍点]一般的な場合によってこのことを例証す
(一二一)高い利潤は価格に影響を及ぼさないということ
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第二十六章 総収入及び純収入について
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(一二二)一国の力は、その力が富またはそれから租税が支払われる基金に依存する限り、純所得に依存し総所得には依存しない。アダム・スミスはこのことを理解しない
(一二三)内国商業及び外国貿易の各々の利益についてスミスに更に誤れる点。一方が他方より有利であるということはない
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第二十七章 通貨及び銀行について
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(一二四)貨幣鋳造を左右すべき諸原則。量に依存する価値
(一二五)紙幣
(一二六)発行過剰を妨げる必要
(一二七)紙幣を一定の条件の下に金と兌換し得るものたらしめることによって、金属貨幣に代えて紙幣を用いる利益
(一二八)それは政府によって発行せらるべし
(一二九)これに関する種々なる意見
(一三〇)単本位または複本位の使用
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第二十八章 富国及び貧国における、金、穀物及び労働の比較価値について
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(一三一)アダム・スミスの主張する如くに、穀物で測られた金は、富国においては、高い価値よりはむしろ低い価値を有つ
(一三二)繁栄せる国が衰える時には、穀物で測られた金等の価値はその結果として騰貴するものではない
(一三三)金は必ずしも鉱山を所有する国において価値がより[#「より」に傍点]低いわけではない
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第二十九章 生産者によって支払われる租税
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(一三四)製造業における後期よりもむしろ初期の租税の支払に関する二つの誤謬の訂正
イ、消費者は、彼れの租税支払期を遅延せしめ得ることによって、前払に対する利子の支払を補償される
(一三五)ロ、もし一〇%が課せられるならば、それは一年につき一〇%であり、各転嫁につきそうであるのではないであろう
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第三十章 需要及び供給の価格に及ぼす影響について
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(一三六)需要及び供給は価格を決定するとは言い得ない、次のことが顧慮されざる限り
(一三七)イ、貨幣の変動
(一三八)ロ、生産費の規制的影響
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第三十一章 機械について
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(一三九)一見したところ機械の導入は、生産に従事する種々なる階級に、単にそれが産業路に変化を惹起す限りにおいてのみ、影響を及ぼすように思われる
(一四〇)しかし労働に対する直接の需要は、流動資本より固定資本への資本の変化によって、著しく減少するであろう
(一四一)この減少はおそらく救治されるであろう、もっともそれは必ずしも直ちにではない
(一四二)労働の利益は、更に、流動資本の用い方の相違によって、著しく影響を被るであろう
(一四三)しかしながら機械の導入は一般に徐々として起るであろうから、有害な結果は予見する必要はない
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第三十二章 地代についてのマルサス氏の意見
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(一四四)地代を取扱うにあたってのマルサスの誤謬。第一の誤
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