ウぬ国においては、結婚と同様に、主として死亡に依存しなければならぬ。実際の人口減少が起っていない場合には、出生は常に、死亡によって作られる間隙を充たし、そしてちょうど国の資源の増加が許すだけこれを超過するであろう。ヨオロッパのほとんどあらゆる地方において、時々これを襲った大|疫病《ペスト》や伝染病や戦争の中間期中には、出生が死亡を超過している。しかし死亡率は国と環境を異にするにつれはなはだしく異っているから、出生も同様に異ることが見られるであろう。ただしたいていの国が許し得るところの、死亡以上に出ずる出生の超過の如何《いかん》によって、それが異る程度は同一でなかろうが。
死亡率が約二三分の一であるオランダの三九箇村においては、出生もまた約二三分の一である1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]。パリ周辺の一五箇村では、出生は総人口に対し同一の比率にあり、または死亡率がいっそう高いのでもう少し高く、出生は二二・七分の一、死亡も同一である2)[#「2)」は縦中横、行右小書き]。人口が増加しつつあるブランデンブルグの小都市では、死亡率は二九分の一出生は二四[#式(fig45455_01.pn
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