、彼が従来所有していた土地は二家族を養い得るものと考えられ、その土地の半分を取り上げられるという結果になるからである。かかる事態の結果として、怠慢な耕作が生ずることは容易に考え得るところである。隷農が従来使用していた土地を多く取り上げられると、彼はその租税を支払い得ないと訴え、自分か息子達が租税を稼ぎ出すために、都市に出稼ぎに行く許可を要求する。この許可の願出は一般に熱心に行われ、また領主は人頭税が若干増額するのを考えて簡単に許可を与える。その結果として、田舎の土地が半ば耕作されたままに放棄され、人口の真の源泉はその根本において害されるのである。
 ペテルスブルグの一ロシア貴族は、私がその所領の管理につき二、三の質問をしたところが、それが適当に耕作されているかどうかを聞いてみたこともないと云ったが、彼はそんなことは自分が全然関しないことと考えているように思われた。『それは私には同じことだ。それは私にはよくもなければ悪くもない。』と彼は云う。彼はその隷農がその租税をどのようにしてまたどこで稼ぎ出そうとも自由であるとして許し、そして租税を受取りさえすれば満足なのである。しかしこのような管理
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