ヨして陥っている極めて重大な誤りを説明することとすれば、次章において取扱う機会のある表のより[#「より」に傍点]よき理解をはかる上に与って力あることであろう。
『これらの表は、実際は、年結婚と年出生に関する実測である。そして両者の間の比率はもちろんその年に行われた出生の結婚に対する比率を正確に表わしている。しかしこの比率は、各個の結婚がその存続期間中に産んだ出生数を表わすものと推定されている。いかなる理由によってかかる推定が行われているかは、以下に述べるところによってわかるであろう。
『もし、移民の出国も入国もないある国において、極めて長期間に亙って生じた出生と結婚の数を得ることが出来るならば、結婚数の二倍、または同じことであるが、結婚者の数が、結婚まで生存した産児の数を正確に表わすことは、明かである。そしてこの数と出生数との差は、これまた正確に、嬰児期、独身期に死亡した産児の比率を表わすであろう。しかし、この期間における出生及び結婚の総数は、明かに、年出生の合計と年結婚の合計以上のものではない。従ってもしある国において、年出生と年結婚との間の平均比率を得ることが出来るならば、この比率
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