范ヲなるものは、総じて結婚年齢にあるものの間に予防的妨げが同じく行われていることを、意味するものではないことは、明かである。
予防的妨げが都市で最も行われていることにはほとんど疑いはあり得ないが、それにもかかわらず、都市では地方よりも結婚率が大であるのは、一部分は、青春期以下の人口の比率が小であること、並びに外来者の流入に、よるものである。この反対もまた真であろう。従って、人口の半数が十六歳以下のアメリカのような国においては、年結婚率は、予防的妨げの作用が実際いかに少いかを正確に表わしはしないであろう。
しかし、たいていの国の婦人の自然的出産性はほとんど同一であると仮定すれば、出生率の小なることは一般に、かなり正確に、予防的妨げの行われる程度を表現するものであるが、ただしこの場合それが主として晩婚従って不生産的結婚によって生じたものであるか、または独身で一生を終る青春期以上の人口の比率が高いのによって生じたものであるかは、問わないのである(訳註)。
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〔訳註〕本章のここまでのところは、第三版に書き改められたものが大体第六版まで踏襲されているのであって、第二版の
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