Iな国においては、年死亡が現在年出生と等しくなる時期は、平均寿命よりも短い。(訳註――この最後のパラグラフのみは第六版のみに現わる。)
[#ここで字下げ終わり]
 英蘭《イングランド》においては、結婚の出生に対する平均比率は、近年は約一〇〇対三五〇と思われる。『英蘭《イングランド》における人口に対する妨げについて』と題する章において、私は出生及び死亡の脱漏はほぼ六分の一と推測したが、これを七分の一と見て、これを出生に加算すれば、私生児の事情も酌量されたことになろう。そうすると結婚は出生に対して四、死亡に対して三ということになる1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]。再婚及び三婚についての修正を行うと、結婚の死亡に対する比率は一対三・六となる。英蘭《イングランド》における結婚年齢は平均死亡年齢より約七年若いと仮定すれば、この七年間の増加は、年に一二〇分の一という現在の人口増加率によれば、〇・〇六となり、そして結婚まで生存する比率は、三八一のうち二〇〇、すなわちやや半数以上となる2)[#「2)」は縦中横、行右小書き]。結婚を四年後の出生と比較すれば、結婚の出産性として四・一三六が得られる。

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