Sな原理に基づいているのであるから、従ってそれはとにかく『緒論』において与えられているよりも正確な人口増加を示すものでなければならぬ。
実際人口報告を考察してみればみるほど、出生率は常にほとんど同一であろうという仮定に基づく過去の人口の推算が、すべていよいよ不確実であることがわかる。もし一八二一年以後の人口を、リックマン氏がその前年に行ったと同一の方法で見積るとすれば、一八二一年の人口は人口実測の示す如き一二、二一八、五〇〇ではなく、わずかに一一、六二五、三三四に過ぎないこととなり、換言すれば五九三、一六六すなわちほとんど六〇〇、〇〇〇だけ一八二一年の人口実測よりも少いことが、わかるであろう。そしてその理由は、リックマン氏の提唱する方法によりかつ脱漏を斟酌しないで推定したところの出生の人口に対する比率が、一八二一年にはわずかに一対三六・五八に過ぎず、一八〇一年には一対三四・八にも上ると、いう事実にあるのである。
人口実測が正確であると仮定すれば、出生率の変動は、(脱漏を斟酌せず、そして各期末の人口をそれに先立つ五箇年間の平均出生と比較すれば、)一八〇一年は一対三四・八、一八一一年は
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