Iわり]
読者は出生、死亡、結婚、が総人口に対して小さな比率しかもたず、従って一時的原因から起り得るこれらの何らかの変動は、おそらく、人口総数の同様の変動を伴い得ないことを考えるならば、かかる結果を見ても少しも驚かないであろう。ただ一年間に出生が三分の一増加するということはあり得ようが、それは人口を三分の一増加せしめることはなく、おそらくわずかに十八分の一か十九分の一増加せしめるに過ぎないであろう。
従って、前章において述べた如くに、この世紀の一七八〇年に先立つ時期の、十年おきの出生のみの報告から計算された人口の表は、より[#「より」に傍点]よい資料がないので極めて概略に行った推算であると考え得るに過ぎず、特定の時期の比較上の増加率を知るためにはほとんど全く信をおき得ないものである、ということになる。
一八一〇年の人口を、本章で前述した一八〇〇年の[#「一八〇〇年の」は底本では「一八一〇年の」]修正人口と比較すると、これは、両年の人口実測の差よりも緩慢な増加を示している。そして更に、四七対二九・二分の一という出生の死亡に対する推定比率は実際以上であるよりもむしろ以下であるように思
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