れば、それ以前のたいていの五箇年間に比し異常に小さいことも、更に注意しなければならぬ。そして記録簿を一瞥すれば、一七九五年以後の五箇年間の出生率が、一七九六年及び一八〇〇年の減少数を含んで、一般的平均以上であるよりは以下であるらしいことがわかる。これらの理由により、またこの問題に関する一般的印象によると、おそらく一八〇〇年の実測が事実以下なのであり、そしてたぶん当時の人口は少くとも、九、二八七、〇〇〇、すなわち報告にあるよりも約一一九、〇〇〇だけ多かったのだと考えて、間違いないであろう。
 しかしこのように推定してみても、記録簿に現われている全十年間の死亡以上に出ずる出生の超過も、また出生の死亡に対する比率も、いずれも九、二八七、〇〇〇から一〇、四八八、〇〇〇に至る増加を説明するに足りないであろう。しかもこの増加が右の二つの時期の出生率で示されているよりも遥かに少いということは、おそらくなかろう。従って、非常に不正確なことがわかっている出生及び死亡の記録簿、なかんずく出生の記録簿における、脱漏について、必ずや若干の斟酌をしなければならぬのである。
 結婚の記録簿にはほとんどまたは全く脱
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