漏がおそらくあろう、と考えている。彼は更に、一平方リイグ当りの人口比率は旧フランスでは一、〇一四であって一、〇八六ではないことを、証示している。しかしもし、記録簿に脱漏がありまた人口が過大に見積られている、と信ずべき理由があるのならば、真の比率はここに示したものとは本質的に異るであろう。
[#ここで字下げ終わり]
しかしこれらは事実上、わずか一箇年の比率に過ぎず、これからは何ら確実な推論を下すことは出来ない。これらの比率はまた、常により[#「より」に傍点]小さな出生、死亡、結婚の比率を有っていたかもしれぬ昔のフランスより三、四百万大きい人口にも適用されている。更にまた、『議事要録』中の若干の記述によれば、記録簿が非常に注意深く記録されてはいなかったように思われる節が非常に多い。かかる事情の下においては、右の比率は数字の含意するところを立証するものとは見做し得ないのである。
『統計論』の後に出版されたプウシェの『統計学要論』〔Statistique Ele'mentaire〕 によれば、共和制第十一年に、出生の総人口に対する平均比率を確かめるという表面の目的のために、シャプタル氏の命
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