、もし本当であるとすれば、極めて有力の本書の一般原理を確証するものである。そして差当りこれを事実と見るならば、かかる事柄とどのようにして起り得たかをやや詳細に辿ることは、この問題に若干の光明を投ずることとなろう。
あらゆる国には、常に、年々青春期に達する人間の中《うち》、年々結婚する者の数以上に出ずる超過が、徐々として蓄積されて、出来上る、未婚者のかなりの一団がある。この一団がそれ以上の蓄積を停止するのは、この一団の数が、年死亡がその増加と等しくなるほどに、なったときのことである。ヴォー州では、前章に明かな如くに、事実上結婚していない寡婦鰥夫を含んでこの一団は、既婚者の総数と等しい。しかし、死亡率も結婚への傾向もスイスより遥かに大なるフランスの如き国では、この一団は総人口に対してそれほど大きな比率をなしていない。
プウシェ氏がパリで一八〇〇年に著わした『一般統計論』〔Essai d'une Statistique Ge'ne'rale〕 の中のある計算によれば、フランスにおける一八歳ないし五〇歳の未婚男子数は一、四五一、〇六三であり、同じ年齢の未婚既婚を問わず男子の総数は五、〇〇〇、
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