級ハとして、飢に迫られない場合にも捕虜を食うようになるのであろう。
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 1)[#「1)」は縦中横] Robertson, b. iv. p. 150.
 2)[#「2)」は縦中横] Id. p. 164.
 3)[#「3)」は縦中横] Lettres Edif. tom. vi. p. 205.
 4)[#「4)」は縦中横] Robertson, b. iv. p. 164.
[#ここで字下げ終わり]
 宣教師達は、人間の肉が手に入りさえすれば、何か珍らしい動物の肉を食うのと同じに、これを食う、若干の民族のことを語っている1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]。これはおそらく誇張されているかもしれぬ。もっともアメリカ西北方海岸の最近の航海記や、キャプテン・クックのニュウ・ジイランド南島の社会状態に関する記述は2)[#「2)」は縦中横、行右小書き]、大いにこれを裏書しているようである、が。ヌウトカ・サウンド人は食人種であるらしい3)[#「3)」は縦中横、行右小書き]。そして、この地方の酋長マクインナは、この恐るべき御馳走が非常に好きで、故に冷酷にも、この不自然な食欲
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