ies's Aristot. vol. ii. b. ii. p. 107.
[#ここで字下げ終わり]
 彼はこの点で、リコルゴスその他多くの立法者が陥っている誤謬をはっきりと認め、そして、これを養うために適当なものを与えることなくして、子供の出生を奨励したところで、多大の貧困を招くという犠牲を払いながら、それによって得る人口は極めて小であるということを、十分理解しているように、思われる。
 クレテの立法者1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]も、ソロンやフェイドンやプラトンやアリストテレエスと同様に、一般的貧困を防止せんがために人口を妨げるべき必要を認めた。そして吾々は、これらの人々の意見、及びそれに基づく法律は、大きな影響をもつことと想像しなければならないから、晩婚その他の原因による人口増加に対する予防的妨げは、おそらく、ギリシアの自由市民の間にかなりの程度で働いたことであろう。
[#ここから2字下げ]
 1)[#「1)」は縦中横] Aristot. de Repub. lib. ii. c. x. Gillies's Aristot. vol. ii. b. ii. p. 113.
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