ーを養育する見込がないので、生れたばかりの幼児を畠に棄てて殺すのである。これはいかに憎むべき罪悪であるとしても、確かに決して稀れではないのである1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]。』
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1)[#「1)」は縦中横] Turner's Embassy to Tibet, part ii. c. x. p. 351.
[#ここで字下げ終わり]
地球上のほとんどあらゆる国において、個人は私的利益の考慮に導かれて、人口の自然増加を抑圧する傾向ある習慣を帯びざるを得ない。しかし西蔵はおそらく、かかる習慣があまねく政府によって奨励され、そして人口を奨励するよりもむしろ抑圧することが公の目的であるように思われる唯一の国であろう。
ブウティアは、生涯の始めに、独身状態を続けて出世をするようにすすめられる。けだしいかなる婚姻もほとんど確実に、地位の向上または政治的に重要な職への昇進の障害となるからである。人口はかくの如くして、野心と宗教との二つの有力な障害によって妨げられる。そして全く政治的なまたは宗教的な職務に没頭する上流階級のものは、農民や労働者に、畠を耕しまたその勤労に
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