Iわり]
かかる習慣から生ずる生命の濫費は、それだけで彼らの人口を抑圧するに足ることが分る。しかしそれがあらゆる種類の勤労、なかんずく生活資料の増大を目的とするそれに、与える致命的妨げにおいては、それがもたらす影響は更により[#「より」に傍点]大である。一つの井戸、一つの貯水池の建設にすら、ある資金と労働が前もって必要である。そして戦争は一日にして数ヶ月の労作と丸一年の資源を破壊し得よう1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]。この両害悪は交互に他を作り合うように見える。すなわち生活資料の不足はまずおそらく戦争の習慣を生み出し、そして戦争の習慣は今度は生活資料を狭める有力な働きをするのである。
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1)[#「1)」は縦中横] Voy. de Volney, tom. i. c. xxiii. p. 353.
[#ここで字下げ終わり]
ある種族は、彼らが住んでいる沙漠の性質から、必然的に牧畜生活に運命づけられているように見える1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]。しかし農業に適する土地に住むものも、掠奪的隣人に囲まれている間は、この業を行う気にはほとんどなれない
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